技術開発
当社ではお客様のニーズを先取りし、迅速な対応が取れるよう常に技術開発を進めています。保有している工作機械延べ319 台の充実した環境、開発に前向きな社員とそれを支援する社内風土により、数多くの技術開発に成功しています。
自らの手で、製品・材料・金型・切削工具・油・切粉・設備などの状態を常に観察し、分析や研究を怠らないことで、お客様に満足していただける製品を開発・提供出来るように日々精進しています。
ニアネットシェイプ化 × 切削技術改善 = ∞
技術開発の一つとして冷間精密鍛造のニアネットシェイプ化による生産体制を敷いています。鍛造のみで最終製品に近い形状まで成型することで、後工程の時間や手間を抑えることができます。
もう一つの技術開発として、切削の技術改善があります。ニアネットシェイプ化により切削取代が少なくなった製品に、切削の工具やプログラム改善で、さらなる生産性向上を行っています。
ニアネットシェイプ化×切削技術改善により、無限大のアイデアで無限大の技術開発を実現しています。
異形製品(切削レス製品)
鍛造とプレスのみで成型された製品( 左: 鍛造のみ 右:鋳造+ プレス加工した完成品)。複雑な形状の異形物など、軸物以外の製造を行うことも可能です。
CAD
CADを使用し、他社にはない当社ノウハウを詰め込んだ設計図面の製作にあたっています。
現場の声
技術部/ 杉山次長 勤続5 年
日々研究開発に取り組んでいるのは何故ですか?
純鉄という切削加工しにくい金属の加工方法を開発しています。
また、当社の初工程となる冷間鍛造の段階で、出来る限り後工程(切削)での取り代を減らせるかという事を追求しています。
研究開発を行ってきた中で、最も苦労したテーマは何ですか?
純鉄切削の切削工具の寿命が短く、製造コストに全然合わなかった為、切削の条件(切削速度、送り、取り代など)や切削油、工具の材質など色々な要素を考えて、何百回もテストを繰り返しました。
他社と比較した時の強みをお聞かせ下さい。
自社内で冷間鍛造(切削前素材)と切削工程(仕上工程)を持っているので、切削しやすい素材形状に短時間で作り変える事が出来きます。
技術、製造、品質保証の各部署が親密にコミュニケーションを取っており、技術開発、改善を素早く実行する事が出来ます。